高山の鳥達

強制的休暇２日目は、半日だけです。ただ、昔から休日に家で休むという選択肢はありません。少しの時間があれば信州、高原。変わらないなあ。
職場から２時間弱ですから、多々良沼に行く感覚で白駒池に向かいました。ここは、SAYURIさんのCM以来、観光バスも押し寄せる超人気スポットになりました。
平日ですから、駐車場待ち３時間（！！）はありません。
オオシラビソの林に入ると、メボソムシクイの「シュリシュリシュリ」がシャワーのように降り注いできます。そして、何やら凄く美しいさえずりも。しかも、さえずりをたどって行くと、なんと枝に鳥の姿が!オレンジ色の風船みたいだぞ。
思いつきで出かけましたから、当然、双眼鏡はありません。カバンからカメラを取り出して、液晶画面を覗くと、えっ!ルリビタキ？？？
写真におさめても全く確信は持てません。余りにボウボウで、鳥ミングに連れて行ってあげたい。春先に軽井沢で会ったオオルリもボサボサだったけど…。色合いや顔つきがルリビタキなんですよ。白駒池の回りにもメボソムシクイとルリビタキ、それにコマドリ達がたくさんいました。コマドリは声だけですけど。
ある場所まで来ると、「キリキリ」「カチカチ」と鳥達が大騒ぎ。シラビソ密度が濃い中を、数羽が飛び回っていました。軽井沢の経験から、幼鳥がいるな、と思いました。「ここは彼らの居場所」（木道上ですが）と足早に立ち去ろうとすると、進行方向にルリビタキ♀?メボソムシクイ?一枚（ずつ）だけ撮らせてください。
オオルリやキビタキ、それに冬の大○湖ルリビタキと違って、すばしっこい!いつもは動体視力ゼロの私が、カメラを向けている間に見失うことが大半なのに、これだけ写っていれば、十分合格!
一年ぶりの白駒池でしたが、また一つ楽しみが増しました。本当にありがとう!野鳥は何と素晴らしい!!!