生きる力

世に言うブラックに身を置く?私も、強制的に休みをもらいました。平日に自由を満喫するなんて、いつ以来かな?
八島ヶ原湿原は、晴れ間も覗くとてもいい天気でした。ただし、今は夏休み!林間学校の子ども達がたくさんの大人と列をなして木道を歩くので、時速1キロ以下の尾瀬…いえ、八島ヶ原ペースです。馬群で我慢する3冠馬ミスターシービー片品村千明牧場の生産)の気分です?!でも、ゆっくりペースで周りの様子がよく分かります!!最高!!
時計回りに10分程歩くと、ノビタキの親子連れが2組います。草原から草原、高い草木へと飛び回って虫とりをしていました。
おや、親鳥がたくさん虫を捕まえましたよ。すると、子が待つ場所へパパッと急ぎます。傍らに大きな口を開けて催促する子。限りなく愛らしい!
今は餌も安全も、全て親鳥が保証してくれているんですよね。でも少しずつ、子が一羽だけでも、自らの力でできるようにしていくのでしょう。やがてやってくる親離れ、子離れの時には、完全に独り立ちするんですね。
名作「生き物地球紀行」で以前、独り立ちしたばかりのハヤブサの多くは、カラスに…と伝えていました。小学理科で学ぶ食物連鎖で頂点に立つ猛禽類でさえ危険極まりない独り立ちです。小鳥が生き抜くのは、本当に奇跡なんだと心から思います。
だから、野鳥の親鳥は必死に、生きる力を愛する子に身につけさせているんですね。
どうか無事に!可愛い親鳥に幸運、そして、明るい未来が待っていることをお祈りします。また、来年、八島ヶ原湿原で会えることを楽しみにしています!

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